今日も模型を走らせていたのだけれども、何度も同じ列車を走らせて遊んでいると、さすがにだんだんと飽きてきてしまった。そこで、車両をじっくりと観察することに。
まずは顔。小さな電車と目が合った。
連結器はアーノルドカプラーという、Nゲージの黎明期から採用されている(※)もの。(「カプラー」は連結器という意味。)古い規格のカプラーで、実物よりもかなり大柄だ。そんな訳でリアルじゃないかもしれないけれども、模型を開発した先人達が一生懸命考えた末に出した解だと思うと、なんだか胸が熱くなる。これを最近のリアルなカプラーに取り替えるのも、それもまた一つの楽しみ・・・。
(※厳密には、一番最初はX2Fというカプラーで、その後アーノルドカプラーに統一された。)
台車も細かく彫刻されていますね。
窓の並び。最近の製品のシャープな表現とはまた違った表現だけれども、力強めのデッサン画のような美しさを感じる。
床下機器のシルエットを見た。小さな車体と小さな地面のすき間の世界。
車体の裏側。表現は素朴で、これはこれで味わいがある。ここを徹底的に作り込む超人もいらっしゃるとか・・・。
屋根には丸いベンチレーター(通風機)が行儀良く並んでいて、かわいい。
最後にパンタグラフ。てっぺんの部分と一番下の部分はプラスチックで出来ていて、後者にはバネが彫刻されている。菱形の部分は針金を曲げて作られた部品と、金属板をプレスで折り曲げて作った部品を組み合わせて出来ている。可動式で畳むことも出来る。こういう部品を見ると、わくわくするよね。
そんなこんなで満足し、また走らせた後遊び終わって片付けた。
鉄道模型が好きでよかったと思った。それはきっと、神様が私にくれたプレゼントなのかもね。