どこに手を入れようかと前回に引き続き結構悩んでいました。ブレーキ周りを作り込むとしても既存の集電装置の干渉してしまいそう。でも、エンジンのプロポーションも既に整っているので、そこも手を入れる必要はなさそう・・・。すると目に留まったのがテンダー。上蓋があっさりし過ぎていて、手を入れたくなりました。とある大先輩の作例では上蓋を新製されていましたが、さて、どうやって自分自身のオリジナリティを出すか・・・。
すると、ふと「銀河鉄道の夜」の列車のことを思い出しました。物語中では、「銀河鉄道の夜」の機関車の動力源はアルコール、もしくは電気だという描写があります。そのとき、アイデアが降りて来ました。それは銀河鉄道の夜の「アルコール焚きの汽車」を作る、というもの。つまり、テンダーの上周りをタンク状に新製するのです。そしてなにより、「アルコール焚きの汽車」は水とアルコールといった2種類の液体を積む必要があるので、Bテンダーのエンジン部分にもタンクがあることへの説明もつきます。
さっそくテンダーの製作に取り掛かります。真鍮板から車体の部品を切り出し、リベットを打ち出しました。真鍮板の裏側には方眼紙を貼り、リベットのケガキの代わりにしました
しかし曲げる時に、近くにあった適当な端材を裏打ちに使ったところ、かなり手際が悪くなってしまいました。あちこちに余計なハンダが付いてしまっている・・・。ということで、やり直し。今度は裏打ちをちゃんと寸法通り作ろうと思います。
もう一度材料を切り出し、リベットも打ちました。しかし、なかなか綺麗に一列に打てない・・・。
今日はここまでです。次回は裏打ちの製作など。